資金調達の基本。良い条件で起業するには
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2021/06/15
コラム
起業する際には、効率的に資金調達することが欠かせません。
自己資金で起業すると最もリスクは少ないですが、資金を貯めるには時間が必要です。
事業を成功させるにはタイミングも重要なので、資金が貯まるまで待ち続けるのがビジネスにおいて不利になる場合もあるでしょう。
そこで資金調達をする必要性が出てくるわけです。
▼資金調達の基本
資金調達をする方法として、今回は次の3つをご紹介します。
・資産を資金に変える
・負債で資金を増やす
・株式を発行する
■資産を資金に変える
不動産や商品の在庫など、不要なものを売ることで資金を増やす方法です。
商標権など無形の資産も売却可能です。
すでに資産がある状態なので、ほとんどコストがかからずに資金調達できるのがメリットです。
ただし価値のある資産を持っていなければ、資金調達は難しくなるでしょう。
■負債で資金を増やす
不動産を担保にしたりローンを利用したり、会社内の社員の預金を資産として使ったりする方法です。
ただし負債で資金を増やすと自己資本比率※が下がるので注意が必要です。
※自己資本比率…総資産に対する自己資本の占める割合のこと。会社の安全性を表す指標となる
■株式を発行する
株式を発行することで資金を調達する方法です。
株式を発行するメリットは、調達した資金の返済義務がないことです。
ただし株式を発行すると株式を持っている量に応じて経営権が発生します。
買収や合併の危険性が出てくるので注意が必要です。
場合によっては「配当優先株式」という経営権が生じない方法をとることもできます。
▼まとめ
資金調達の方法にはさまざまあります。
自社にとってどの方法が一番良い条件なのか吟味する必要があるでしょう。
起業の資金調達でお悩みなら、大阪の藤原公認会計士事務所まで、ぜひお気軽にご相談ください。